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サーバーを省電力運用してみた

kotaです。

先日バックアップサーバーを構築したのですが、

社内での限られたスペースで運用するため、

どうにもこうにも電力、熱、騒音等問題が出てきました。

ん?そもそもバックアップサーバーなんか日中電源ONである事なくね?

って事で使う時だけ電源がONになる方法を考えてみました。

まず調べたのはSuspendモード。

しかしノート型ならともかく、今回使ったLinuxサーバー機は対応してない模様。

下記コマンドでサポートしている待機モードを調査できます。

# cat /sys/power/state

standby disk

この表示はACPIのS3とS4をサポートしている事を示します。

ACPIのステータスは以下(すいません某所から無断転載)

S0 フル稼働状態
S1 低消費電力状態(ただし、プロセッサ、チップセットともに電源オン)
S2 低消費電力状態(ただし、プロセッサとキャッシュは電源オフ、チップセットは電源オン)
S3 スタンバイ状態
S4 休止状態
S5 ソフトウェアによる電源オフ

とりま、このS4状態にするには下記コマンドでOKみたいです。

# pm-hibernate –quirk-s3-bios

なんでs3-biosの意味は?S4じゃないの?知りません!ごめんなさい!

とりあえずバックアップソフトウェアのジョブの最後にこのコマンドを追加して、

バックアップ後にハイバーネートする事を確認しました。

理想はcronからハイバーネート復帰なんですけども、止まってるサーバーにそれは無理ってなものみたいです。(たぶん)

やむを得ず他サーバーからバックアップの時間が近づくとWake On LANで起動する事にしました。

(BIOSで定時に電源ONがついてる機種はそっちの使用をオススメします)

WOLのMagicPacketを送るにはether-wakeコマンドを使用します。

あ、ちなみにセグメント越しだと通過させてくれないルーターは多々ありますので同一BCドメインからのほうがよいでしょう。

# ether-wake <MAC-ADDR>

これでハイバーネートからサーバーが復帰します。

というわけでこれで

  1. バックアップ30分前にサーバー起動
  2. バックアップジョブ終了後に自動ハイバーネート

の環境ができました。

他にも業務上昼間しか使わないサーバーなど有ると思うので参考にしてください。

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